さんざん聞かされた、「インド人、ウソつき説」の大ウソ。
インドの旅
私がインドに初めて行こうと決めたときに散々聞かされたのは、「インド人、ウソつき説」だ。
もちろん、外国人を騙そうとする輩は存在する。これはどこの国でも同じだと思う。インド人が特別そうだということではない。
初めてインドを旅したとき、私がインド人に対して持った印象は、「信心深く親切な人たち」ということだ。
バザール内の銀行で、ライフルを手にしている見た目ハードな警備員でさえ、とても愛想がよく丁寧に対応してくれた。
冒頭の、「インド人はウソつきだから、気をつけたほうがいい」と親切にも私に教えてくれた人がいる。
大いに誤解していると思う。
例えば。
行列に並んでいると、私の為を思ってか「あっちの方が早いぞ」という店の係員に従ってあちらの窓口に行ってみたら「だめだめ、向こうだ」と元の列に戻された。いや、最後尾になってしまった。
親切のつもりでやったことが、受け止める側にしてみたらありがた迷惑ということがある。
嘘を教えて困らせてやろうとしてやっている行為ではないので、ガッカリ感はあるものの、別に腹を立てるほどのことではない。
私がいつも一緒に仕事をしているインド人(私のビジネスパートナーであるRanjan氏)は、お行儀が良く、まるで日本人のように振る舞う。
インド人の中にも、様々な人がいる。これは日本人にも言えること。
つまるところは、受け手次第ということだろう。
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