お別れの日

昨日、父が他界しました。
葬儀まで中2日、まるっと開いてしまい、様々な手続きや仕事をしていました。
昨年暮れから、父に寄り添うことを最優先にしつつ仕事量を減らして、できるだけ自宅待機できる環境を整えました。
昨年9月に事務所解約して、自宅で仕事をすることにしたのはそのためと言っても過言ではありません。
昨年クリスマスの時期に緊急手術を受け、それでも芳しい成果はなく、残りの命は僅かかも…と医師から告げられ、覚悟はできていました。
覚悟ができた上での寄り添いで、いつ病院から電話がかかってくるかビクビクしながら日々過ごしていましたが、緊張感を長く継続するのはムリと判断し、父を最優先にしつつ、少しずつ仕事量を増やしました。
1月を乗り越え、節分を過ぎ、春を迎えることができたね〜と思いつつ、GWまで頑張ってくれました。
父方の祖父母の出身地が淡路島で、伊弉諾神宮のすぐ近くです。だから、氏神様の一角(我が家から鬼門方向に当たることもあり)として伊弉諾神宮を崇敬することに決め、ご祈祷を受けさせていただいた矢先でした。
行かせてくれたんだと思います。
連休明けにやっと父の面会ができると思い、出かける準備をしていた時に病院から「すぐに来てください。」と電話が入りました。
一番恐れていた電話でした。
兄に電話するも繋がらず、とりあえず病院に急ぎ、追って兄到着。
急な病変で、一瞬の出来事だったでしょうと。
痛みや苦しみはほとんどなかったようで、穏やかな表情でした。
この2年間ほど、私の生活は父が中心でした。
父がこの世にいないということが、まだ実感としてありません。
いろんな方からお声をかけていただきました。
その方々からのお言葉をいただいて、そうよね、私、悔いを残していないわと実感しました。
「お父さんに寄り添いながらもキチンと仕事をしているのは、ずっと見てたよ」
「あなた、頑張りすぎるとこあるけど、でも、喜んでくれてると思うよ」
「やり切ったと思うよ、だから、悔いは残しておられないでしょう?」
偉かったね、よくやってたよってみなさんに言っていただいて、報われた気持ちです。
私は、子供の頃からお父さんっ子だったから、寂しさは徐々に襲ってくるのかな。これからがキツいかもしれません。
そうなると、私はワーカーホリックに陥るので、健康面だけは気をつけようと思います。
父が亡くなる2日前、夢を見たんです。
病院から電話がかかってくる夢です。正夢になってしまいました。
いつかその日が来る…と覚悟ができていたとはいえ、今日だったんだと。
寂しい寂しいっていうのは簡単だけど、父に感謝が言えなかったことだけが心残りです。
今月に入ってからは、会話はほとんどできていませんでした。会話できていたとしても、照れ臭くて感謝なんて言葉にできなかったかもしれません。
明日、湯灌の儀式があります。
中山寺でいただいた御印文を棺に入れさせていただきます。
父の旅立ちに対して、私にできることはたったそれだけ。御印文を入手したことだけなんです。
最後には、お顔をちゃんと見て言えるかな?
お父さん、ありがとう。
<追記>
それでね、父の逝去と同時に「雷神」の花が開き始めました。
低温が原因だったかもしれませんが、蕾がことごとく枯れてしまっていたのですが、一つだけ生き残りました。
その蕾が開きました。
数十年に一度しか咲かない幸運の花と言われています。
先ほど正夢の話をしましたが、もう一つ、翌日に不思議な内容の夢を見ました。
白い〇〇〇の夢。
夢占いの通りなら、ご報告させていただきます。
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