一種類の石だけを販売されている潔さ

天然石
ALANKAR日記

石のことを調べていてネット検索していました。

結構このネットサーフィンに費やす時間って多いんですよね。

一つの調べごとをしていて、いつの間にかその周辺のことに波及し、全然違うページにたどり着き、そこでじっくり読んでしまって、結局最初に何を調べていたんだっけ?(笑)みたいなことってありますよね。ね、ね?

先日、ある産地の石について調べていて、要はその見た目の特徴を画像検索していたんです。

目的の画像がたくさん出てきて、多くの画像が、あるウェブサイト(オンラインショップ併設)からの表示だということに気づき、そちらのページを覗きに行きました。

そちらは一種類の石に特化して販売されていて、しかも産地も1カ国だけ。

その石をマクラメに包んで販売されている。とてもシンプルな石包みなんです。

私ね、思ったんですよ。

こちらのショップオーナーさんの潔さというか、こだわりというか、それがハンパないということ。

マクラメに包んでいるというのは、多分、石の保護の役目も兼ねているのではないかな。

ある特定の地域で産出される石を、オーナー自ら現地で仕入れてその地域と濃いつながりができている。

その石に、惚れ込んでいる。

採掘されている地域って経済的に豊かではないとことが圧倒的に多くて、鉱山労働者は、自分たちが採掘した石の末端価格がいくらなのか知るよしもないと思う。

もちろん、原石が加工されていく工程はあるにしても、それが先進国で店頭に並んだ時の価格と、彼らの労働に対してはたして正当な対価が払われているのかを考えた時に、疑問が浮かぶんですよね。

私はインドや中国、タイの加工の現場を見てきたし、ヒマラヤに関しては採掘現場までは行けなかったとしても、彼らの生の暮らしぶりをこの目で見てきました。

びっくりするくらいの劣悪な環境で生活していたり、汚水がそのまま道端に流れていて強烈な悪臭の中で生活していたり。
その地域の子供達が元気に走り回っているんですが(まだ健全な地域だと思います)、なんだか直視できないんです。

そこはもちろん、私一人でふらっと行けるような場所ではなく、仲介業者の車かバイクで短時間でさっと通り抜けなければ危険な地域だったりして。安全を確保してもらった上で行ける場所です。

その仲介業者がその地域の顔だったりするから、安全なんですけどね。

 

前述の石に惚れ込んで現地買付け、その石だけを地道に売り続けているショップオーナーは、フェアな価格で現地の労働者に支払っているのだと思いました。いわゆるエシカルな石なのだと思う。

それが伝わって来るウェブサイトだったんですよね。素晴らしいと思いました。

先ほど、直視できないと書きました。それは私の心のどこかに後ろめたさのようなものがあって、彼らの安い物価や安い労働力を当てにして現地買付けしているから。

だけど、彼らにとってみれば私が支払う対価で生活できるから「ありがとう」と言ってくれる。

私は私で日本に持ち帰り、自分の生活の糧のために販売をする。そういう連鎖ができているんです。

だけど、不当に値引き交渉するということはしないと決めました。それをすることで、どこにしわ寄せがいくかというと、やはり現場なんですよね。

安さだけを求めてはいけないと思います。

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