最近の作品制作の試行錯誤について書きました

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MUGA SILK

最近の作品制作の試行錯誤について書いてみます。

自然素材の繊維や糸を触ることが多くなっています。

主に麻・絹ですね。

麻とひと口に言っても、国産のもの、フランス、イタリア、リトアニアなど海外のもの、大麻(ヘンプ)、苧麻(ラミー)、亜麻(リネン)など様々です。

日本では「麻」と呼べる(表記できる)のは、リネンとラミーだけだそうで、それ以外は「植物繊維」と呼ぶそうです。

 

絹糸についてもいろいろありますね。生糸、精錬されて撚糸になったもの、太さも様々です。

私はこれらを色々試してきましたし、現在も試行錯誤を繰り返しています。

教室ではロウビキ紐を使ったレッスンを行なっていますが、正直、その方が糸の始末が簡単です。扱いやすさの利便性や様々な色を使い分けることができるのでロウビキ紐を使ったマクラメが広まったのかもしれませんね。

↓これは、私自身が使いやすいようにオガラに小巻にしたものです。

精麻、ムガシルク

左の2個は精麻(国産大麻)の糸。右の2個はムガシルクです。

こちらでムガシルクについて書きました。

ポリエステル製のロウビキ紐で製作するのは、様々な色を使えて糸の始末も簡単です。一方、自然素材の糸を使うのは大変でもありますが趣がいいですね。

最近は、身の回りのものまで自然素材に変化しつつあります。

タオルひとつとっても、徐々にインドのカディという織物に入れ替えていこうとしています。

ふかふかパイル地のバスタオルはやめて、リネンやコットンの薄手のタオルを使っています。

日本の「てぬぐい」のようなイメージでしょうか。リネン素材(コットン素材や混紡もあります)で薄いので、洗濯してもすぐ乾きますので便利で清潔です。

いつからふかふかのバスタオルを使うようになったのでしょうね?リッチな感じがするから?

機能面で言うと、湿度の高い日本には向かないような気がする。

乾燥するまで時間がかかるから、その過程で雑菌が繁殖しているような気がするのは私だけでしょうか?

ちょっと話が逸れてしまいましたね〜

これまで主にロウビキ紐で制作していた商品展開を、前述の流れから表現すると、麻や植物繊維、シルクを用いた商品を少しずつ加えていくことになります。

自然素材は、風合いが良いのですが、糸の始末に手間と時間が取られます。

なので、少しずつのお目見えになると思いますがどうぞよろしくお願いいたします。

 

<追記>

よく質問が寄せられるのでここでも記載しておきますね。

教室でのマクラメレッスンはロウビキ紐以外ではお教えしていませんし、今のところ絹糸やリネン糸を使ってアクセサリー作りをするレッスンを行う予定はありません。

様々な素材を使った制作については、私の作家活動としての発信です。

精麻を使った、ちょっとしたワークショップは単発で開催しています。

 

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