看破法は最低限身につける必要はあるよというお話
こんにちは、
マクラメと天然石ジュエリー「ALANKAR(アランカール)」です。
宝石や鉱物の鑑定・鑑別はプロの世界であり、様々な機器を使って屈折率やらを計測します。
私も過去に屈折計や偏光器の使い方を習ったことはありますが、現実にそれらを使って現場で鑑定したことはありません。
そんな大掛かりな機材を持って買い付け現場で作業しながら選定をするのは非現実的です。
じゃあ、どうやって見分けるの?っていう質問があると思うのですが、簡易的な看破法で1個1〜2秒で選り分けていくんです。
選って選って、その選り分けた中からさらに絞っていく。
数を購入するときはこの繰り返しです。1つに「う〜ん、う〜ん」って時間をかけていられない。
だって、そんなことしていたら時間が足りなくなってしまうから。
これは本当、見れば分かる、触ったら分かるの世界なので説明しようがありません。ま、見るポイントもあるんですけどね。
私なんか、まだまだ経験が足りません。
買い付けの現場で誰を信用するんでしょうか?
自分しかいませんよ。自分の選別を信じるには、いろんな勉強をする必要がありますよね。
私も日々勉強です。
石の仕入れは、昼前ぐらいからスタートして夜中までやることがあります。
その作業をしている間って、通訳さん暇だから(笑)私の肩をツンツンつついてきます。
「お腹すいてない?」
そりゃそうですわ。
食事も忘れて私は、集中して作業しているわけですから。ある意味、何かに取り憑かれてる^^;
真剣勝負ですし。
時計を見て、慌てて「これ、このまま置いておいてくれる?明日続きやるから。」と、ホールセラーの家を後にする。
夜中の路地裏の住宅密集地は暗いし、こういった宝石関連の製造・研磨や取引のお仕事をしている人はムスリムの人が多いと聞きます。
また、外国人は目立つんです。だから、外を出歩くのは極力短時間にしています。
危険なエリアの場合はなおさら。バイクで一気に大通りまで乗せてってもらう。
日本ではあまりない光景。瓦礫の上に建物。建設中なのか崩れたのかよくわからん。
夜になると怪しげ。夜歩きは絶対やめた方がいい。
このような国に仕入れに行くのは、それだけの魅力があるからです。私にとってね(全ての人に、とは限りません)。
私が継続的に関わっているインドの人たちは、本当にいい人たちばかりです。
彼らがサポートしてくれるから、私は安全にインドを旅できるし、素晴らしい石にも出会えます。
インドには様々な面倒くさいことや、問題点がありますが、私が繰り返しインドを旅するのは何か深いご縁を感じるし、カオスのバザールも嫌いじゃない、エネルギーをチャージできる国だと感じます。
インド旅で疲れるどころか、元気になって帰国します。
さて、来月はどんな石に出会えるのか、今からとても楽しみです^^
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。