好きが高じて仕事にしてしまった「マクラメ」

雑記・日記

そもそも「マクラメってなぁに?」という方もいらっしゃるようなので簡単に説明すると、

糸や紐を結んだり編んだりして、石や木などを装飾する、古代からある結びのこと。
ひと編みごとに心を込めて作品を仕上げる、最近ではハンドメイドアクセサリーやインテリアとして人気が再燃している。

南米の手芸品・工芸品のイメージや配色をもとに、私の趣味嗜好が入りこみ、さらにひとつずつ選んだ天然石を使ってジュエリーの製作をしている。

ふたつとして同じものは出来上がらない、一点ものジュエリーなのだ。

私はマクラメ作家であり、マクラメを教える講師としても活動している。

どちらかといえば、今はマクラメ講師としての活動時間の方が多い状態。

とはいえ、大好きで始めた「マクラメ」をお仕事にして、専業でやっていけていることにとても感謝している。

<マクラメ編みのジュエリー(私物)>

この仕事(当初は仕事とは思っていなかった)を始めた時、まさか今の状況(専業)になるとは思ってもみなかった。

ただ石が好きで、マクラメが好きで、好きなように結んだり編んだりしていた。
始めたばかりの頃は教えてくれる教室も見当たらず、ましてや書籍もなく、海外の古い雑誌を買ってみたりして、へんてこりんな作品ばかりを作っていた。

そのうちに作品として形になり始め、当時書いていたブログに載せたところ「売っているのですか?いくらですか?」とか「作ってもらえますか?」というお問い合わせが入り始めた。

へんてこりんな作品に興味を持って下さり、お金を払ってくれる人が現れたのである。

作って作品画像を載せただけのブログに、あるメディア担当者が目を留めてくださり、初めてワークショップなるものを開催させて頂いたのが、プロとしてマクラメ作家兼講師の世界に入る第一歩だった。

地元の神戸だけでなく、東京や岡山でも定期的に講座を開催させていただき、しかも、年に数回インドに通い、インド人と一緒にビジネスをやることになるとは想像だにしていなかった。

全く興味がなかった国が一番興味のある国に昇格し、信用できないと思っていた国の人と信頼関係を持ってお仕事させてもらっている。

マクラメ編みのレッスンがない日はどうしているのか聞かれることがあるが、決して休んでいるわけではない。

こうやってブログも書いているし、オーダー品も少しずつ進めている。レッスンのための準備や、通信講座受講者さん向けのキット発送、納品書作成、在庫管理、一番大事な新作の試作などなど。

私は数年前まで普通のOLだった。それが、「これ好き!これを仕事にできたらどんなに素晴らしいだろう!」と思い始めてから数年でハンドメイドの分野で起業したのだ。

人生、何が起こるか分からないものである。

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