オールドデリー/スパイスマーケット

インドの旅

デリーの中心部オールドデリー。

街の色彩は、乾いた薄茶色。

そんな街並みの中を、色鮮やかなオートリキシャが行き交う。
鮮やかなサリーをまとった女性たちも。

 

ここは古くからあるバザール。活気がすごい。

「バザール」とは、商店の密集したエリアのこと。
商店街が様々な方向に広がり、その中心部は地元のガイドさんでさえたどり着いたことがなく、全体の数割しか知らないという。

そんなオールドデリーのスパイスマーケットを探検してみた。

大通りに面しているバザールを歩いている時はあまり気づかなかったが、しばらく歩いているうちに商店と商店の間に細い路地があることに気づく。

ふと、その路地へ入りたくなった。

細い路地の両側にも小さなお店がびっしりと並んでいる。向こうからは、スパイスが入っているであろう麻袋を肩に担いだ人たちがどんどんやってくる。皆、一様にタオルで顔を覆っている。

その理由はすぐにわかった。

路地の奥の方は多分、倉庫街になっているのだと思う。
倉庫からどんどんスパイスを担ぎ出して、各商店に運んでいるのだ。

「これ以上は、路地の奥には入らない方がいいと思う。危険だ。」というガイドさんのストップがかかった段階で、空気中に漂うスパイスのパウダーの影響でむせてしまい、咳が止まらなくなった。

苦しくなり、ストールで鼻と口を押さえ、大通りまで引き返した。

エリアごとに、専門店が集まっているらしい。
スパイス専門店、ドライフルーツ専門店、砂糖専門店、塩専門店など。

バザールは人が多く活気があるが、それにまぎれて「スリ」も多いらしい。

街歩きの時は気をつけよう。


この辺りは、まだ路地の入り口。
奥へ行くに従って薄暗くなり、カバンからスマホを取り出すことさえ躊躇してしまうような、やや危険な感じがしてくる。
この後、大通りへすぐ引き返すことになる。


スパイスマーケットの一角のドライフルーツのお店でマンゴーやアプリコット、ナッツを購入した。

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